『手帳に書くことがない』は本当?迷える人のための手帳に書くこと15選
手帳歴16年、これまで使ってきたのは十数冊。手帳オフ会参加のために東京から九州遠征経験がある手帳大好き人間・れでぃけっとです。
手帳を書いているということを人に話したときに「手帳に書くようなことが何もない」と言われた経験はありませんか?
実は私、この言葉をしょっちゅう言われて返事に困っています。
現在は様々な手帳本が発売されています。著者の中にはフォロワーを多く集めている人気インスタグラマーも存在しています。
手帳に関するさまざまな情報発信が溢れる中で「やってみたいけど続くかなぁ・・・」
「よくそんなに書くことあるよなあ」
そのように感じている方のために「手帳に書くこと」と続けるためのコツを提案してみたいと思います。
- 1. 予定がない
- 1.1. 決まっている予定を書き出す
- 1.2. 決まっていない先の予定を書き出す
- 1.3. その日にやること(TODO)を書き出す
- 2. 書くことがない
- 2.1. 読書記録をつける
- 2.2. 体調記録をつける
- 2.3. 家計簿をつける
- 2.4. その日良かったことを3つ書く
- 3. 続くかどうか不安
- 3.1. ライフログをつける
- 3.2. 日記をつける
- 3.3. 習慣化したいことをチェックする
- 4. こんなことも書いてみよう
- 4.1. 思いついたことをメモ
- 4.2. 趣味の記録
- 4.3. リストを作る
- 4.4. よく使うものや消耗品リスト
- 4.5. 大事な人の連絡先・万が一落とした時の連絡先
- 5. 『書くこと』を続けるためのコツ
- 5.1. 書きたい内容を決める
- 5.2. お気に入りを見つけよう
- 5.3. 常に持ち歩く
- 5.4. 手帳タイムを作る
- 5.5. 書けなくても気にしない
手帳を使う理由は人によって様々です。
生活をよりよくするための道具、自分にとって良き相棒、趣味、忘れっぽいから記録しておきたい等。
目的に合わせた色々なフォーマットがありますし、値段もピンキリ。
だからこそ手帳は面白いですし、自分では思いつかない使い方を発見できたりします。
自分にあった方法で手帳を使いこなしている人がいる一方で『手帳に書くことなんてないし』という声もよく耳にします。
果たして本当にそうでしょうか?
手帳に書くことの例をあげながら、続けるためのコツもご紹介したいと思います。
予定がない
手帳を書きたいけれども、そもそも書くほどの予定がないと思ってしまうケースがあります。そんな方はこちらを参考にしてみてください。
決まっている予定を書き出す
手帳といえばスケジュールを思い浮かべる方が多いと思います。
スマートフォンで管理されている方もいらっしゃるかと思いますが、まずは決まっている予定を書き出してみましょう。特にシフト制など休みが不定期な方は書いておくとダブルブッキングを防ぐことができ、予定が立てやすくなります。
決まっていない先の予定を書き出す
観たい映画、行きたい展示会、コンサートなど、いまは行けるかどうかわからないけれど気になっている予定を書き出してみましょう。
書いておき、見返すことで「早くに知っていたら行きたかった…!」を防ぐことができます。
その日にやること(TODO)を書き出す
その日一日にやること(TODO)を書き出してみましょう。
やることが終わったらチェックしたり、スタンプを押すと「こんなに色々やっていたんだ!」「自分はこんなに頑張ってるじゃん!」と再発見出来ますよ。
書くことがない
書くことがない、何を書いていいかわからないと感じて手帳を書くことに躊躇している方には、こんなアイディアはいかがでしょうか。
読書記録をつける
最近本を読んでいますか?読みたいと思っているけど本を積み重ねているだけの「積ん読」になっていたりしませんか?
読みたい本・積ん読をリストにして手帳に書いておき、読み終わったらチェックしたり、読んだ感想を書いてみるのもいいでしょう。好きな作家の本は全部読む!と決めて綴っていくのもいいかもしれませんね。
体調記録をつける
最近はコロナの影響もあって、出勤前に自宅で体温を計って来るように言われるケースがあります。
人によっては時期的なもので体調を崩しやすいパターンがあるかもしれません。
手帳の中にはその日の気分を書き込めるようになっているものがありますし、小さな手帳用のスタンプを利用する方法もあります。
「季節の変わり目になると風邪をひきやすい」「そろそろアレルギーが出てくる頃だな」と把握したり、その日1日はどんな気分だったかを書いておくと後々で役立ちます。
家計簿をつける
家計簿というと続かないものの代名詞のように思われがちですが、現在はSNSなどで色々な方がオリジナルで家計簿を公開しています。
ただ最初からきちんとつけるのは難しくても、まずはその日買ったものを記録する、手帳をレシートに貼るだけでもいいので出費の把握をしてみてはいかがでしょうか?
その日良かったことを3つ書く
いわゆる「3gt(スリーグッドシングス)」と呼ばれているものです。
1日を振り返る時、どうしても悪いことが浮かびがちですが、出来て当たり前と思っていることも実は当たり前ではないのです。
最初は「3つなんてないよ」と思うかもしれませんが、◯ウペンちゃんのように
『朝起きてえら〜い!』「出勤できてえら〜い!』と当たり前と思っていることでも自分を褒めてみましょう。
些細なことで構いません。寝る前の5分くらいでいいので書き出してみましょう。
手帳の月間ページや週間ページなどどこでもいいです。
ある日の私の場合ですが
①天気が良かったので洗濯できた
②競馬友達から今月発売の優駿(競馬雑誌)に永野猛蔵騎手が載っていることを教えてもらった
③久しぶりにカイロプラクティックに行ってスッキリできた
と、書いています。長々と書く必要はありません。良かったことを思い浮かべてから眠りにつきましょう。
続くかどうか不安
ライフログをつける
ライフログという言葉を初めて聞く方もいらっしゃるかと思います。
そもそもライフログとはなんでしょうか。
文字通りLIFE(生活)をLOG(記録)するということなのですが、今いちピンとこないですよね。
具体的に説明すると
日々の生活体験、気づいた情報などを紙や手帳、スマホのアプリやブログ等にデジタルデータとして記録していくことを指します。
ただ単に情報を羅列するのではなく、その時の感情や行動も一緒に記録することで振り返りやすくなり、自分だけのオリジナリティに富んだライフログとなります。
簡単に言うと、朝起きてから寝るまでに起きたことや感じたことなどを記録していくといったところでしょうか。
私の使っている手帳、24Diaryのデイリーシートは情報だけでなく、行動することによって得たい感情を書き込むことができます。
睡眠時間はスマートフォンアプリ、ウェアラブル端末で調べることができるので、記入しておくと体調管理に役立ちます。
日記をつける
日記なんて三日坊主で続かないよ〜!!という声はさておき。
ここで挙げるのは1行〜4行の短いものです。
・その日の出来事を1行で書く
・よくなかったこと、良かったこと、明日の目標を3行で書く
・事実・発見・教訓・宣言の順番に4行で書く
といった方法があります。
いきなり何行もびっしり書くのはハードルが高いので、まずは数行から始めてみましょう。
前述の3gtと違うのは「ネガティブなことも書く」です。
ネガティブなことは書きたくないという方はいらっしゃいますし、専用手帳を作る方法もありますが、どう考えるかは記事を読んでいるあなた次第です。
またマンスリーページを使って、1日の枠に小さな絵日記を描く方もいらっしゃいます。
習慣化したいことをチェックする
毎日の習慣にしたいことはあってもなかなか続かないのが人間です。
最近の手帳には「ガントチャート」「プロジェクトページ」と呼ばれるページがついているものがあります。
習慣にしたいことを記入して、できたら印なりハンコなりシールなりつけてみる。あとは「ハビットトラッカー」と呼ばれるものもあります。
習慣化したいことをかき、枠を作るもしくは専用のハンコを押してできたら色塗りします。
浸透印タイプも販売されています。
こんなことも書いてみよう
思いついたことをメモ
何気なく過ごしている日常生活の中でふと思いついたことや、SNSなどで何気なく見かけて気になった言葉を書いてみましょう。その場ですぐ書くのが理想ですが、無理な時はスマートフォンのメモページや、1人LINEグループを作ってそこに入力し、あとで書き写す方法もあります。
趣味の記録
ハンドメイド、園芸、料理、推し活などをしている方は記録してみると色々楽しいです。趣味のことで一冊にまとまった手帳は感慨深いものがあります。
写真を貼りたいけど自宅にプリンターがないという方はコンビニエンスストアのマルチコピー機からスマートフォンの画像を印刷することができます。
リストを作る
昨今は「わくわくリスト」「WISHリスト」などのリストが巻末についている手帳もあります。
「欲しいものリスト」「生きているうちにやりたいことリスト」観たい映画や本、行きたい場所などを書き込んでみましょう。
逆に「やりたくないことリスト」「コーピングリスト」を作っておくのも有効です。
手帳にリストが付いていなければメモページに書いてみるのはいかがでしょうか。
よく使うものや消耗品リスト
大事な人の連絡先・万が一落とした時の連絡先
「今はスマートフォンがあるから大丈夫」・・・今はいいかもしれませんが、もしもスマートフォンを無くしてしまったり、壊れてしまったらどうしますか?
何かあった時のためのバックアップ的措置として大事な人の連絡先は控えておきましょう。
また手帳を持ち歩く方はうっかり置き忘れた!なんてことも起こり得ます。
手帳によっては『拾われた方はお手数ですがおしらせ下さいますようお願いいたします』の記載があるものも。
一番はなくさないようにすることですが、もしものときの備えも大切です。
『書くこと』を続けるためのコツ
書きたい内容を決める
ここまで色々書くことを提案してきました。早速ですが、何を書くかを決めてしまいましょう。
あれもこれもと欲張ると書く行為が義務となってしまい、結果的に手帳が続かなくなってしまいます。
自分は何を書きたいか。最初はSNSで人気がある方の真似でもいいと思います。
書いていくうちに徐々に自分のやりやすい方法が見つかりますよ。
お気に入りを見つけよう
手帳には月間タイプ、週間タイプなど、様々な形が存在します。また大きさも様々です。
値段もピンからキリまで存在します。
ぜひ実物をお店で確認してからの購入をお勧めします。
同時に手帳に書く筆記用具もお気に入りのものを探してみましょう。
鉛筆、シャープペンシルでもいいです。ボールペンも今は消せるタイプのものがあります。書きやすいかどうかは紙によって変わります。
手帳自体に試筆はできませんが、筆記用具に関してはできれば試筆をお勧めします。
お気に入りで書くと気分が上がりますよ。
常に持ち歩く
できれば手帳は常に持ち歩くのが良いでしょう。
勤務時間が不規則な場合、また通院などの用事がある場合は予定を書き写した手帳を確認しておけば次の予定を決めることができます。
隙間時間に手帳を確認するのもよいですね。
ただ持ち歩く場合は大きさが重要になります。
鞄が小さい方は大きさも合わせる必要があります。
「せっかくの手帳が大きすぎて入らなかった!」「大きいから持ち歩くのが面倒」なんてことにならないようにしましょう。
手帳タイムを作る
書けなくても気にしない
仕事や家事に追われてどうしても手帳を開けない、書けない日が出てきます。
余白が気になってしまう方もいますが、その時は無理に埋めようとせず、書けなかった自分を責めることはやめましょう。
Instagram界隈では有料・無料で日付シートを発行されている方がいらっしゃいます。
手帳に記載の日付をあえて無視し、日付シートを貼り付けて進めるもよし。あえてシールなどを貼ってデコレーションするもよし。
手帳を書くことは義務ではありません。楽しく書きましょう。
習慣化させたいなら、「みんチャレ」というアプリを活用するという手もあります。
また、手帳によっては同好会やオンラインサロン、活用セミナーを開催しているところもあります。
使い方を勉強したり仲間を作るのもいいかもしれませんね。
「手帳に書くことがない」って本当?と疑問を抱き、いくつか提案と続けるためのコツを書いてみました。
当記事が手帳を始めるきっかけとなったり、すでに手帳を使われている方にとって新たな彩りが加わったら幸いです。
それでは、楽しい手帳ライフを!